物損事故と物損の損害賠償交通事故においては、人が怪我を負った際の人身損害に加えて、車両同士が接触した場合や、積載物が破損した場合に、物に関する損害が生じることがあります。物的損害について、保険会社が適切な支払いを行ってくれない場合、弁護士に相談してみることを強くおすすめします。...
脊髄損傷と損害賠償請求事故により脊髄を損傷してしまうと、手足のしびれや機能障害、重症の場合は四肢麻痺など、あるいは損傷部位以下の全機能の喪失により、寝たきりになるのみでなく、呼吸障害や嚥下障害を招くこともあります。脊髄は一度損傷すると修復・再生されることはなく、現代の医学でも決定的な治療方法はあ...
死亡事故の慰謝料と損害賠償請求死亡事故の場合、被害者固有の慰謝料と、被害者の死亡により強い精神的苦痛を味わった近親者の慰謝料があります。 被害者固有の慰謝料とは、亡くなった被害者の精神的苦痛を金銭で償うものですが、被害者自身はすでに亡くなってしまっているので、相続人が相続することになります。...
休業損害を請求したい方へ休業損害とは、受傷やその治療のために休業し、現実に喪失したと認められる収入額をいいます。 算定方法は収入日額×認定休業日数です。 以下のように、基礎収入、身体機能の回復に伴う休業必要性の軽減等が争点になり、法的知識及び証拠の選別能力が強く必要になりますので、弁護士の助けが必...
慰謝料の算定基準とは3つの算定基準がある 交通事故賠償額の算定方法については、自賠責保険基準、任意保険基準、裁判基準の3種類があり、それぞれの金額は「自賠責保険基準」<「任意保険基準」<「裁判基準」となることが一般的です。そして、裁判基準については、訴訟を行うか、弁護士が交渉することで初めて保...
死亡事故の被害者家族の方へご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。 交通事故で大切なご家族を失われ、やりどころのない怒りや悲しみ、苦しみと戦う日々をお過ごしのことと思います。突然起きた事故によって、人生を変えられてしまったと感じていらっしゃるのではないでしょうか。...
後遺症が残りそうな方へ症状固定 被害者の方が、治療に一生懸命に励まれ、事故時に比べて症状が改善されている場合であっても、一定程度の症状が残存してしまい、治療による今後の症状の改善が見込めなくなる場合があります。これを症状固定といいます。 このような場合、完治するまでの加害者側任意保険会社から治療...
後遺症の認定手続きの流れ後遺障害が残存した場合、後遺障害診断書、画像、経過診断書等の必要書類を揃えた上で、後遺障害等級認定手続を申請する必要があります。 被害者請求と事前認定の2種類ある! 後遺障害認定の申請は、主として「被害者請求」と「事前認定」という2つの方法によりなされます。...
交通事故被害者が早期に弁護士に依頼するメリット保険会社との窓口対応 交通事故に遭われてお怪我をされてしまっている方は、人生で初めての出来事に途方に暮れ、お辛い思いをされたことと思います。そして、事故に遭ったからと言って、当たり前に加害者側が必要な費用を全て負担してくれるわけではなく、保険会社から減額の交渉をされてしまっ...
交通事故に強い弁護士の見分け方情熱と専門性 交通事故に強い弁護士とはどのような弁護士か、それぞれの依頼者によって、答えが変わってくるかもしれません。 ですが、交通事故被害者の苦痛に共感し、受け止めて業務に生かす情熱と、経験から培われた専門的知識・ノウハウなどの専門性は、弁護士にとって必要不可欠だと考えて...
交通事故の解決手段と特徴交通事故の損害賠償請求は、その他の損害賠償請求に比べて、発生件数が圧倒的に多くなっています。そのため、事故被害者の補償が政策的に手厚く保護されており、被害者保護の観点から各種制度が設けられています。 1 運行供用者責任の存在...
交通事故発生から解決までの流れ事故発生⇒治療に専念⇒症状固定⇒後遺障害等級認定⇒示談 事故発生直後 初動として、①警察に届ける、②相手の連絡先を確認、③任意保険の有無及び保険会社を確認する、という3点だけはとても大切ですので、忘れないようにしてください。 治療に専念する...
過失割合を争いたい方へ間違った事故態様で主張された 加害者側保険会社により、実際と異なる事故態様を押し付けられ、納得の行かないような過失割合を主張されることは多く、ともすれば「この事故は軽微だから怪我しない」といった主張がなされることがあります。...
高次脳機能障害と診断された方へ高次脳機能障害とは、交通事故によって、外部から頭部に力が加わり、脳が損傷を受け、高次脳機能に障害が生じた状態をいいます。 高次脳機能障害患者は、外見からすると異常はみつけられないことがほとんどです。したがって、被害者の方は、会社や同僚その他周囲の人からの後遺障害への理解を得...
治療費打切りと言われてしまった方へ治療費を打ち切られる要因 保険会社は、治療費について、これ以上治療を続けても改善が見込めない状態(症状固定)に達するまで支払義務を負いますが、保険会社独自の判断で治療打ち切りをすることが多々あります。過失割合や事故態様に争いがある場合、治療費の支払いを拒まれる恐れがあります...
むちうちの症状で苦しんでいる方へむち打ち損傷とは、簡単に言うと、追突の際の衝撃などで、頚部が振られたことにより、頚部・肩甲部・上肢等に痛みや痺れをもたらすもので、頚部捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群などと診断名が付されたものを指します。むち打ち損傷の場合、骨折などと異なり、画像所見や検査結果から客観的に症...
骨折と後遺障害事故によって骨折をされてしまった場合、部位及び骨折後の治療の経過によって、可動域制限、骨の短縮・変形障害、偽関節、人工関節による後遺障害等級が認定される場合があります。もっとも、骨折自体は癒合によって治るものですので、骨折が癒合した後、不正癒合や変形によって痛みや可動域制限...