脊髄損傷と損害賠償請求事故により脊髄を損傷してしまうと、手足のしびれや機能障害、重症の場合は四肢麻痺など、あるいは損傷部位以下の全機能の喪失により、寝たきりになるのみでなく、呼吸障害や嚥下障害を招くこともあります。脊髄は一度損傷すると修復・再生されることはなく、現代の医学でも決定的な治療方法はあ...
後遺症が残りそうな方へ症状固定 被害者の方が、治療に一生懸命に励まれ、事故時に比べて症状が改善されている場合であっても、一定程度の症状が残存してしまい、治療による今後の症状の改善が見込めなくなる場合があります。これを症状固定といいます。 このような場合、完治するまでの加害者側任意保険会社から治療...
後遺症の認定手続きの流れ後遺障害が残存した場合、後遺障害診断書、画像、経過診断書等の必要書類を揃えた上で、後遺障害等級認定手続を申請する必要があります。 被害者請求と事前認定の2種類ある! 後遺障害認定の申請は、主として「被害者請求」と「事前認定」という2つの方法によりなされます。...
交通事故被害者が早期に弁護士に依頼するメリット保険会社との窓口対応 交通事故に遭われてお怪我をされてしまっている方は、人生で初めての出来事に途方に暮れ、お辛い思いをされたことと思います。そして、事故に遭ったからと言って、当たり前に加害者側が必要な費用を全て負担してくれるわけではなく、保険会社から減額の交渉をされてしまっ...
交通事故発生から解決までの流れ事故発生⇒治療に専念⇒症状固定⇒後遺障害等級認定⇒示談 事故発生直後 初動として、①警察に届ける、②相手の連絡先を確認、③任意保険の有無及び保険会社を確認する、という3点だけはとても大切ですので、忘れないようにしてください。 治療に専念する...
高次脳機能障害と診断された方へ高次脳機能障害とは、交通事故によって、外部から頭部に力が加わり、脳が損傷を受け、高次脳機能に障害が生じた状態をいいます。 高次脳機能障害患者は、外見からすると異常はみつけられないことがほとんどです。したがって、被害者の方は、会社や同僚その他周囲の人からの後遺障害への理解を得...
むちうちの症状で苦しんでいる方へむち打ち損傷とは、簡単に言うと、追突の際の衝撃などで、頚部が振られたことにより、頚部・肩甲部・上肢等に痛みや痺れをもたらすもので、頚部捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群などと診断名が付されたものを指します。むち打ち損傷の場合、骨折などと異なり、画像所見や検査結果から客観的に症...
骨折と後遺障害事故によって骨折をされてしまった場合、部位及び骨折後の治療の経過によって、可動域制限、骨の短縮・変形障害、偽関節、人工関節による後遺障害等級が認定される場合があります。もっとも、骨折自体は癒合によって治るものですので、骨折が癒合した後、不正癒合や変形によって痛みや可動域制限...